2018年01月03日

あけましておめでとうございます 2018

 


(反転逆さ空。二条城の堀にて)


あけましておめでとうございます。 

 

「ビジネスが、アートに学ぶこと」

一つは、マーケティングがないこと。 

作家は、何の絵を描くか、お客さまにアンケートをとりません。 何の絵を描くのかが重要で、面白いところ。そこは他人に任せられない。 

本田宗一郎も、私たちにもやりたいことがあります。 

 

一つは、失敗という概念が薄いこと。

枚の絵を描いて、いいねと買って下さる絵もあれば、 一向に売れない絵もある。でも、その絵のことを失敗作とは呼びません。だから、売れなくても心に傷はない。

他人から言われた絵をそのまま描いて、おまけに売れもしない。そんなことがあると、きっと心は蝕まれ、誰かのせいにしたくなる。その良くない循環に足を踏み入れることを失敗と呼ぶのでしょう。

 

「素直、という働き方」 

スープもネクタイもホテルも海苔弁も、我々なりの必然性とやりたい気持ちから生まれました。業務外業務というサービスや交換留職という人事制度もそう。やりたいと思う気持ちから生まれました。スマイルズが人物だとすれば、アートが好きで、島の青空は気持ちよく、恋愛だってするし、気になる場所があったら行ってみたい。 興味あることに興味ある。だから大きな矢印がちゃんと前をむいている。

一方、周りを眺めると、なんだかガンジガラメ。相対化すると、我々が変わっているように見えるけど、我々はいたって素直で健全です。

 

今年も、一人ひとりが自分ごとで、一人ひとりが前にむいた矢印をもって歩みます。 

今年も、これからもよろしくお願いいたします。

 

 

遠山正道と スマイルズの一人ひとり   

(2018年年賀状より)



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2017年09月08日

シーンすらない



「刷毛じょうゆ海苔弁山登り」がGINZA6にオープンして数ヶ月経った。
おかげさまで大変好調である。
10:30にオープンし、昼前後に売切れ昼から15:00まで閉店し、その間に再度店内調理し、再度並んで頂いて売り切れる。
お一人さま2個の制限がようやく3個に引き上げられた。


出来た経緯を少し記すと、8年前「結局何が好き?」の話し合いから、海苔弁、揚げちくわなどが。
で、一年間お弁当のワークショップを行い、それが文藝春秋から本になり、JALの機内食でご提供してご好評頂く。
G6の話を頂いたとき、銀座のど真ん中ラグジュアリーな顔ぶれをお聞きして、ならば真逆の海苔弁やろうと。

さて、オープン一週間前の経営会議で、私が問う。
「これ、どういう方が買って頂くの?銀座のOLが昼前に3つくらい買って打合せブースで食べるか、杉並区辺りの品のいい老夫婦が買って帰って夕食にするとか、それぐらいしか思いつかない」
要するに、作ることの情熱とこだわりは多量だが、利用されているシーンが思いつかない。
しかし、結果は前述の通り。

今のところの見立ては、
・自分たちの良いと思ったことを思い切りこだわる。
・内容をそれに絞り込む。
・小さく始める。小さければリスクが少なく思い切りこだわれる。
・目もくれず思い切りスタート。
・シーンすらない。
・あとは届くか否か、祈るのみ。

スマイルズのマーケティングぎらいが、益々加速しそうである。


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2017年06月20日

Basel Basel 2017:7(venezia)


ウワサのダミアン・ハーストがすごい^^;
海に沈んでいた想定のフィクションとノンフィクションを渡り歩くファンタジーを圧倒的な博物的量でやりきる。
そしてこの8割が既に売約済みというから、そこらのびしねすよりもビジネス。リスクもテイクしながら、圧倒する。
勇気を頂きました。

プラダファンデーションのトーマスデマンドも素晴らしい!
上記のバイオリンの部屋も、窓格子も桜も、、、
全て紙で作っている^^;
よーく見るとそのプリミティブさがまたいい。
雨の動画も雨にしかみえない。
展示がまたバカにしたようなギミックとラフさに溢れ、やられました。

一転、16世紀の絵画の修復の現場を特別に見せて頂き、4年越しの丹念な作業がすごい。

真ん中の四角い白くなっているところが、正に汚れをおとしたところ。洋服を見るとまさに。。

夜は三嶋りつ恵さん周吾さんチームと、タロウホリウチと土屋くんも合流して、この素晴らしきマジックアワー。
最高の1日となりました。



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2017年06月18日

Basel Basel 2017:6(venezia)

ベニスビエンナーレへ。
在ベニス27年の作家三嶋りつ恵さんに大変お世話になって。
小松くん、生駒さんや、タロウホリウチ、土屋くんとも合流できて、楽しい限り。
肝心のビエンナーレもさすがの見応え。



これ好き。

日本館の岩崎貴宏。
われわれが苦節10ねんやっているOMPが以前支援し、川崎市民ミュージアムに岩崎さんの作品群をドネーションしたが、こうなると感慨もひとしお。
おめでとう!

金獅子賞はドイツ館。
全てアクリルで底上げされ、その下でパフォーマンスが行われる。
もはや絵画や写真などの平面は情報量も物理的にも二次元の範囲でしかなく、どの館見てもインスタレーションやパフォーマンスなどが主流になっている。
フェアで、作品を取得するにはらまだ二次元が手軽だが、そこの開きは今後益々広がることだろう。






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2017年06月15日

Basel Basel 2017:5(Fondation Beyeler)

Fondation Beyeler が素晴らしい。レンゾ ピアノの世界一の光の美術館。
TILLMANSも圧巻。

また来たい。

今年は日本のギャラリーは2つだけ。
タケニナガワとタカイシイ。
セールスも好調のようで、お疲れさま!
ありがとうございます(o^^o)

LCCでベニスへ!




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Basel Basel 2017:4(Basel)


UNLIMITEDはその名の通り規格外(^^;
このクリスマスツリーは、何かコンセプトでツリーそのものかと通り過ぎそうになったが、何とキャストでブロンズでできている。オーナメントなども。
岩の道も、よく見るとブロンズ(^^;
車はただの車にみえるが、下に時限爆弾?

このディズニー映画のようなものは、ジャングルブックから人間や余計な物語を排除した、ただの自然の営みを描いたもの。背景など全て描きおこしている。

シンディシャーマンやロンゴもいいなあ、、大体このフロアは5000万以上(^^;

このロンゴはエディションものでも6枚セットで5000万だったかな。。

リステは若手のギャラリーと作家の会場。青木目黒が田中功起を。気になる)^o^(

他のギャラリーで、この28才の若い作家#meganrooney いいね。

#lauraowens 好き。

とにかく質も量もあり得ない)^o^(


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Basel Basel 2017:3(vitra)



vitraキャンパスにお邪魔した。
藤本さんが26年来の友人のvitraの会場でオーナーのRolf氏が3時間も最初の滑り台からアーカイブの倉庫の隅々まで案内して下さった。
ヘルツォーク&ド・ムーロンから、レンゾピアノ、ザハ、SANNA、安藤、プルーベとあり得ない建築群。
藤本さんのお陰です。ありがとうございます。
スゴかった(^^;



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2017年06月12日

Basel Basel 2017:2(Kassel〜Basel)

正面から撮ってます(^^;


これは、廃駅になった地下鉄のホーム。エスカレーターに向けて、作家がレッドカーペットを塗ってるパフォーマンス。白いのはマスキングテープ。一応シンクロしてるシーン。

朝のブッフェではドイツのサワーブレッドをトーストしてサーモンやらベーコンやら野菜、ピクルスなどのせ、玉子の黄身を破ってナイフ&フォークでいただき横のフルーツやヨーグルトとグチャグチャ頂くとうまい^o^

今日はバーゼルへ。
電車個室で5時間、、楽しい。

遠山画伯の犬

スイスのバーゼルに到着。
何とバーゼルはこんなに暑くて皆な川で泳いでおります。

バーゼルは食事がドイツと共に△のようでありますがこのタイ料理は素晴らしい!
本日は移動日でありました。


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2017年06月11日

Basel Basel 2017:1(Kassel)

ドイツのカッセルで5年に1度行われるアートの祭典、ドクメンタに来た。
今年は10年に1度のミュンスターと隔年のベネチア、そしてバーゼルバーゼルと惑星直列的な稀有な年。残念ながらミュンスターは時間なく外したが、初のバーゼルバーゼルである。

中央に施された本を祀った巨大インスタレーション。

本の断面。

藤本さんとバーゼル担当菜種さん、画商葛城さん、そしてロンドンから娘も参画。








スマホからのアップがうまくいかない(^^;
上の石を乗っけた木のペノーネの作品は、下の子供が触っているやつと同じで、これは木のようで木ではなく、、、

とりあえずここまで(^^;




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2017年05月08日

関越交通渋川支社峰岸氏の場合

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GWに平田晃久氏の新しい建築である太田市美術館・図書館に行ってきた。
「人々は街からやってきて、ここを通り、また街へ帰っていく。そんな街の結び目のような建物」
まさにそのような建物である。
スロープで全てがつながっている、表も裏も専有も共有もないような、でもどこにも溜りがあって、
そこに身を潜めたりできる。
とてもオープンなのに、何か発見や出会いが潜んでいそうで、街の人はきっとまた訪れ通過する。
何だか入口で靴を脱いで中を徘徊していたような事後感覚あり。
この日は「新建築」での平田さんと青木淳氏と乾久美子さんとの対談の日でありました。
平田さんありがとう。

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平田さんから「すごい鰻屋がある」と聞いて行ったら、想像を優に超える体験となった。

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GWの14:30。
入店したら、大将がお客さんと昼からビール飲んでる!!
「おい!ここ座れ」
で、一緒に着卓。
「おい、娘!2階からビールもってこい!」
(後に、この娘という人も、太田市出身ながら本日初来店と判明)

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表に出て、やおら鰻を捌きだす。
内臓をポイと放ると、猫が待ち構えていて、ながーい内臓を端からムシャムシャ食べている。
すごい光景である。

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そして、生の鰻。。
串打ちとか蒸しとかない。
そして七輪にはビニールに入ったピンクの固形液体?燃料をぶち込む。。
これを直に焼くのだが、、
これがマジで旨い旨い旨い!!
素晴らしい。
大将は3代目かな、、井戸水からして違う、、こんなうなぎは東京では絶対喰えない、と。
御意!

その後、任侠系の親分さんが訪れ、われわれに上等のお肉を沢山食えくえとご馳走になり。
さっきの娘が酔って悲しい過去の話で涙すれば親分さんももらい泣き。
実にやさしいチャーミングな親分さんで。
その後みんなでカラオケへ。ご馳走になりました!オス!
一人旅はこれがあるからおもしろい。

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別日。
渋川のハラミュージアムアークへ。
磯崎新の建築が素晴らしい。
突きあたりの長廊下の存在がすごい。
本来事務所や所蔵庫棟などは裏に回りそうだが、その面積のボリュームを活かして、
この長廊下がある。
建築とは湧き出る感動を内在させる装置だと再確認。

3
で、渋川から伊香保温泉に向かったこの関越交通バス。
乗合バスなのだが、この運転手さん、どの旅館はどのバス停がいいとか、観光案内とか歴史とか、
そしてそのアナウンスにちょいちょい駄洒落を挿入してくる!
あくまで真面目な声色のまま
「伊香保は温泉饅頭が有名で。カップルの方は、相手にあ〜ん(餡)なんて。
 でも饅頭喉に詰まらせて、暗殺(餡殺)なんてことにならないように」
めっちゃ笑った。

1
計4回バスに乗ったがそのうち2回がこの峰岸さん。
他の2回は全然全く普通。

「急な坂道なので、キャスター付の荷物をお持ちの方はしっかりとお持ちになられて。
ご自身も転がりやすい方はご注意を」

「お客さんとちらからですか?」
で、どちらと言われても、東京から、、、というと、東京のどこから?と。
なんと峰岸さんは東京で何度も引越しされてちゃんと詳しい。
日立で半導体を扱う仕事を20年やって郷里の渋川に戻ってきたと。

このアナウンスのこと、会社に了解取ったり、同僚もご存知?と聞くと、
薄々知ってそうだか、勝手にやっている。
「だって旅は非日常を味わいにいくでしょう?だから、ちょっとでも楽しんで
伊香保を好きになってもらえれば。
だから、地元のお客さんのときは話さずに、観光のお客さまと思ったときに話します」と。

本当に最高だと思った。
少なくとも私は数ヶ月ぶりにブログを書くことになったww
峰岸さんのその気持ちと、それを実行に移すことがすごい。
だって、怪訝に思う人だって絶対に存在するだろうし、それを思うとやっぱりやめて
おこうか、と普通はなる。
やはり「やる」こと自身に意味がある。

そもそも、当の峰岸さん自身が楽しそうである。
家で一人でノートを手に晩酌しながら、季節に応じて今度は何を話そうか、
なんてメモしているとしたら、最高だ。

峰岸さんは、絶対他の人よりも長生きすると思う。
楽しい人生を送っている分、長生きすると思う。
そして、現にこうやって、人に旅の思い出をしっかりと送り届けている。

仕事で不安や疑問を感じたとき、峰岸さんを思い出して、声に出して言ってみよう。
「餡〜ん!なんて」
きっと、前向きな勇気がやってくる。




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