2008年05月
2008年05月26日
JALとのコラボレーション(アーカイブ編)
本日、JALさんと色々なお仕事を進めるにあたり、
アーカイブセンターにお邪魔し、JALの歴史を紐解く数々の
ポスターやグッズ、資料を拝見いたしました。
マニアならずとも至宝の数々。
大いに盛上らせて、いや勉強させて頂きました。
(ポスター類)
当時はCAも着物でありました。
(グッズ、機材類)
黒いスリッパケース。いけてます。
何かと扇子です。
(機内食類)
ファーストでの富士山型アイスクリーム。
目の前でカット。
目の前でトスサラダ。
万博のときのメニュー。
エコノミーのメニュー
(その他)
機内の案内。
直訳でございます。
体重調整があったようです。
有名人。
黒澤明監督実筆デザイン画。
残念ながら、どれも好きになれませんが。
(ユニフォーム)
立ち方、膝の入れ方が全くなっていません。
(重要人物)
JAL松浦部長と(写真)田中さんによって、このコラボレーションが
実現しました。
時間の無いなか、奇跡的に着地できたのは、このお2人の熱意と
調整力にほかなりません。
本当に感謝です。
有難うございます。
2008年05月24日
5月のバラ
マイルズでずっと中心でやってくれていた池本君のご実家に
本日お邪魔致しました。
お父さまお母さまが大事に大事に育て上げられたバラの作品。
一年で一番いいときにお邪魔できました。
本当に凄かった。
むせ返るようなバラたちですが、苗木の1本1本からここまで
きたのだそうです。
そして、あの豪腕池本も、このお父さまお母さまに育て上げられた
のですね。
本当に素敵なご一家です。
お母さまの手料理も最高。
パンをくりぬいたサンドイッチ、トマトスープ、シフォンケーキなどなど、、、
バラも、お料理も、ご家族も、愛情と手間をかけるとすばらしい作品になる、、、
ということですね。
素敵な一日を、ありがとうございました!
2008年05月19日
JALとのコラボレーション(第一報)
この度、JALとのコラボレーションにより、ON THE SHIPというブランドを
つくり、6月1日のハワイ便の機内食からスタートすることになりました!
(JAL HP)
「安心」 「品質」 「コミュニケーション」 「楽しさ」 「発見」
の5つの意志を込め、従来の機内食にはなかったものです。
6月〜8月はオニオングラタンスープ。
ボイルした野菜たちとフルーツはシンプルにりんご。
デザートには十勝製餡のオリジナル鯛ドラ。
単にスープだけでなく、全体のコンセプトや、トレーシート、
鯛ドラの袋のデザインなど、しっかりとこだわっています。
先日5月15日にJALさんがプレス発表致しましたが、
それまで今回はさすがにリークはできず。。。。
先日出張でアイスランドに行ったときのSAS機内で
「最近機内食が気になっていて、、、」と写真をアップした
程度でした。
折角なので、今回はいくつかに分けてON THE SHIPを
ご紹介いたします♪
2008年05月11日
梶原さん
食通のLOWERCASE梶原さんにブイヨンをお送りしたら、ブログで紹介してくれました。
カレー、是非作って下さい。
梶原さん曰く
「ブイヨンのスペルって"bouillon"なんですね。なんかかっこいい。ヘルベチカボールドでバシッとプリントしたTシャツとか作ったらいいんじゃないですかね、スープストックオリジナルT。」
いいですね、作りましょう♪
作ってどうしようかな。
一つは梶原さんにプレゼントするとして、このサイトで限定販売しようかな。
梶原さんのアイディアだし、ちゃんとTシャツとかボールドの具合など真剣に作らなくてはです。
bouillonのスペルからくるフランスっぽいアンニュイさを、あえてヘルベチカのスイスっぽいモダンで攻めるのであれば、やはり、若干違和感を潜ませるために、胸のストライクゾーンからちょっと上目くらいにプリントしたい気分です。
2008年05月09日
Capellagarden 2
陶芸課。
上の波のタイルの作品を作っているカタリーナ。
基本的にこの学校は、木工もテキスタイルも、夫々自由に作品をつくる
ことが基本。
伝統的なものからモダンなものまで、工芸からアート作品まで、自分で自分の
スタイルを模索し、構築していかなければなりません。
待っていても誰も教えて、導いてはくれない。
自分で自分を導かなければいけないのは大変なことです。
波の作品も、これが作品なのか商品なのか。。。
自分の立ち位置を決めていかなければいけないようです。
タイルのキャスティングをやっているリン。
この作品を創っているアヤさん。
もう売れているそうです。
3時になったら先生がアイスクリームを買ってきて、皆で外で食べて。
10時と3時のティータイムが大好きのようです。
演芸課では、皆の食べるものを作ります。
昨年から養蜂もスタート。
すぐ近くに世界遺産の地があります。
一見、全く何も無い沼地のようなところ。
地層や生態系など、人の手が入っていない大変貴重な地のようです。
その周辺はとても清潔な緑にあふれた地で、サマーハウスとして
利用するようです。
さて、この日の夜は、我々が来たこともあって?うどんパーティー!
うどんをうっているのはアオバ君。
ここでは、みんな手作りです。
皆、楽しく、真剣に料理を作っています。
タルト作り。
出来ました!
うどんサラダ。
うまい!
スマイルズ青田が、日本からだぼ汁の材料を持ち込み
作りました。
うまいうまい!
久しぶりの油揚げやだんご、暖かい汁に皆さん大喜び。
良かった良かった!
ナナカさん手作りのベリーパイにミナキ君のホットワインで、皆大盛り上がり♪
左から、アユミ、ユカリン、ナナカ、サヨコ、ヤヨイさん。
この写真、とても好きです。
ここにいる人は、みなさんフワッとして、シャイで、とてもいい人ばかり。
入学の面接では人柄を見られるようです。
でも、大体の人が、学校を出て、一度社会にでて、思うところあって
ここにくることを決め、スウェーデン語なんてチンプンカンプンで
仲間も居ないここに一人で来て、頑張っています。
(皆さんスウェーデン語しゃべってて、すごいです)
皆明るいけれど、きっと苦労のほうが多いほどなのでしょう。
そのなかで、一人一人が自分の個性、作品、立ち位置を自分で
決めて、創り上げ、形にし、世に提示していくのは、本当に悩みと
実行の繰り返しだと思います。
この先も、皆、どうしていくのか。
きっと不安も多いと思います。
でも大丈夫です。
これだけ一人で決めてやってきたのだから、大丈夫です。
これだけの実行力と、少なくとも我々を感動させてくれた
魅力とホスピタリティーを皆夫々もっているから。
カペラゴーデンでの極めて人間的な生活を、東京の現実と比較して、
東京の、日本の生活価値を少しでも拡げて充たしていけることに
一人一人が夫々のやり方で加担してくれたら。
社会がちょっと良くなりますね。
そんなことをしてくれたら嬉しいです。
翌朝、ミナキさんとアユミさんが空港まで送ってくれました。
皆さん、本当にありがとうございました。
嬉しかったです。
日本にきたら、連絡してください。
自分じゃあ打てないけれど、うどんのお返しします。
Capellagarden 1
ストックホルムから4時間でカペラゴーデンに着きました。
ここは、スウェーデンの家具デザイナー カールマルムステンが
1960年代に設立した木工、テキスタイル、陶芸、ガーデニングの学校。
60名の生徒の中に、10名の日本人が学んでいます。
木工など技術の最高峰を修めるための専門家が集まる学校であり、
入学も狭き門。
そこに10名の日本人が居ることが、そもそもすごい。
Soup Stock Tokyoでかつてアルバイトをしていたカナちゃんが昨年まで
いたので、今回紹介してもらい、2泊させてもらいました。
とにかく素晴らしいところです。
それから実は、、、
カメラの液晶が破壊してしまって、このカペラゴーデンの写真は全て
液晶無しで、イメージで、念写?のように撮っています。
だから、どうも構図が上に向いてしまったり、タイミング悪かったりで、
すみませんです。
ごはんは、基本的に園芸科の人たちが作った無農薬野菜など。
素朴で最高です。
テキスタイル課。
織機がズラリと並び壮観です。
ワカバさんによるレースの作品。
この分量で何日だったかな、気が遠くなります。
(右)テキスタイルのナナカさん
(左)木工のユカリさん
あとでユカリさんの凄い作品がでてきますよ。
自然の染料で染めます。
シルクスクリーンをやっているヤヨイさん。
うらやましい。やってみたい!!
あまった端っこ、頂戴しました。
先ほどのユカリさんの、棚の作品を皆の前で説明する先生。
ジゼルという職人試験のための作品で、徹夜続きでつい昨日出来たばかり。
ジゼルに受かるのは相当なことのようです。
本来3年間の就業経験がないと受けることもできませんが、本校はそれも
免除になる唯一の学校のようです。
ユカリさんの作品のどこがどう素晴らしいかを説明してくれているサトシさん。
通常象嵌は違う色の木を使うのに、彼女は同じ木で、目の向きの違いで
象嵌を表現した、と教えてくれました。
後ろは手描きの図面。
蝶番や鍵なども真鍮から全て手作り。
繊細な家具ですが、いい写真がなくてすみません。
どうやってこんなものが手で造れるのか、見当もつきません。
ジゼル合格間違い無し!
お祈りしています。
最初はこういうレードルを手で彫るのから始めるそうです。
スープ屋としては見逃せない。
これも木のレードル。
ついでに鍋の蓋。
木工の写真を撮っているとき、設定がモノクロになってしまっていて、
かなりボツになってしまいました。
無念。。。
我々ゲストにもとても気を使ってくれる木工のペッテレ。
6月に3週間日本に来るそうです。
今度は日本をご案内します。
2008年05月05日
ストックホルム(旅)
朝ごはんを食べて、今日はカペラゴーデンというところに向かって、旅にでます。
セントラルステーション。
駅で切符を買います。
東京から倉敷に行く感覚でしょうか。
「次の便は売り切れで、ファーストクラスしかない。割引はあるが・・・・
おー、キミ達は実にアンラッキーだ。たった今割引の分が売れてしまったよ。
そうなると、次の通常ファーストクラスか、もしくはその次のwith アニマルだ・・・」
ファーストクラス?or アニマルクラス?
「・・・・アニマルを2枚頼むよ。われわれもアニマルさ」
旅といえば、理髪です。
時間ができたので、床屋へ行きました。
旅に出ると、地元で髪を切ります。
それが、その地に馴染む早道です。
岩手に一人旅に出たときは、ネットをかぶりスプレーを吹いてくれました。
清水の出張の折には、7時の早朝床屋へ行きました。
ストックホルムのスタイルは、いったいどんなでしょうか。
キレイな女性が出てきて「15分待ってね♪」
「お待たせ」
と奥から出てきたは、なんとヒゲの御仁。
ダニエル。
ダニエルはターキッシュ。
ドイツで刈って、3年前にここへ。
「君のセンスにまかせるよ、ダニエル。
トルコとドイツとスウェーデンの流行のやつでやってくれ」
(理髪前)
ちなみに今日の朝の状態。
もはやリーゼントです。
(理髪後)
ダニエルは私のもみ上げを大変評価してくれ、もみ上げを活かしたスタイルを
とったようです。
ちょっとプエルトリカンの悪な色気が漂いました。
「ダニエル、ベストだ!
サンキュー、ダニエル!」
何か中東な、レバノン料理の気分です。
ミートボールとサーモン攻めから開放され、ホッとしました。
カペラゴーデンに向け、今電車の中。
アニマルは犬程度で快適です。
有料ながら車中のインターネット環境も快適。
約4時間の旅です。
ストックホルム(ART HOTEL)


ART HOTELに到着。
後述横山さんご紹介。
小さな表札のとてもcozyな素敵なホテルです。













青ちゃんに「髪の毛すごいことになっています」と目の前で報告を受けました。
野放図です。


ホテルの並びのビデオ屋にて。

今回、小池一子さんに、ストックホルムに長い横山さん(雑誌PENでストックホルム通信など書かれているライターなどやられている方)をご紹介頂き、お会いする予定でしたが、風邪をひかれて、代打?で写真の机さんが来て下さいました。
机さんという本名のインテリアデザイナー。
こちらにもう20年位いらっしゃいます。
「日本にいると、自分が流されてしまいそうで。ストックホルムでゆっくりやっているのが性にあっています」との事。
ゆったりとした素敵な方で、うらやましいかぎりです。
青ちゃんと、ストックホルム出店は、どうすれば実現性が高いか、毎日妄想しています。

100年の歴史のある郷土料理レストラン。

イラ草のスープ。
こちらでは、ガスパチョかアスパラガスのスープ以外お目にかかれませんでしたが、
これは癖もなく、ヘルシーそうで良いスープです。

ホワイトアスパラガス。立派。

「ヤンソンさんの手料理」?とかいう名の郷土料理ですが、まあ、ホテルの朝のブッフェにでてくる
ダイスのジャガイモとベーコンのやつ。
これ食べすぎです。
青ちゃんも、郷土料理の大量ミートボール攻めに、果敢に立ち向かっていました。ファイト!

隣のドイツ人ご一行様。
乾杯の前ごとに歌を歌います♪
机さんにお土産で差し上げたgiraffeのネクタイ(大検と小剣が別柄になっている)をみて、
大いに反応し「イタリアに卸せるか?」と興味深深でした。
メーデーに絡めての4日間の旅行者がとても多いようです。
ちなみに、日本人はほとんど目にしません。
ストックホルム、コペンハーゲン、アイスランドは勿論、トータルで目撃したのは
1〜2回程度。
不景気だからでしょうか。
クローネは高く、スタバ800円、レストランのハンバーガー2000円、お手洗い1回230円
といったところです。
2008年05月04日
ストックホルム(到着)
次の便も、2時間のDELAY。
結局4時間ロスしてしまいましたが、ようやくストックホルムに到着。
機体が調子悪かったようで、着いてからも扉が結合できず、
待たされた挙句、お尻の出口から脱出?
「いやー着いてよかったですね!!」
とどこまでも明るい青ちゃん。
取り急ぎ無事到着の報告まで。