2009年02月
2009年02月28日
号外
Soup Stock Tokyoのスープのレシピを一度全て見直し、2月1日からようやくそれらが店に並ぶことになりました。
産地にこだわったり、加工品の原料の原料までさかのぼったり、相当大変でした。
そして、全てのスープが、素朴になったというか、素材感が高まったというのでしょうか。
因みに、上記写真右のミネストローネは見直しによって、完全なベジタリアンになりました。
写真は、そんなことをお伝えする、号外です。
店でお配りしています。
そして、これは、次号の撮影現場。
また良いものができました。
明日から、お配りいたします。
i-MiEV
まだ発売前の三菱の電気自動車i-MiEVに乗車させて頂きました。
エンジン、ではなくモーターをかける?のも、走っているのも、本当に静かです。
スピードやトルクも十分。
将来は本当に電気自動車しかいなくなると思います。
Soup Stock Tokyoのケータリングカーをi-MiEVとからめて出来ないか、なんてことを考えているのですが、ちょっとまだわかりません。
できたらよいのですが。
霜降りはくさいと塩豚のスープ
「霜降りはくさいと塩豚のスープ」を高田馬場店のみで扱っていますが、これが美味しくて、でも、あーっ、実は2月末まで、、今日までです。。。
報告遅すぎです。スミマセン。。。
でも、3月からの「春野菜のフラン(洋風茶碗蒸し」も楽しみです♪
こちらも高田馬場店のみの扱い。
よろしくです!
2009年02月27日
クラヤミ食堂
クラヤミ食堂にお邪魔しました。
目が全く見えない状態で、3時間近くの会食。
なかなかの体験です。
「五感を総動員して」、「自らの内面と向き合う」、「フラッシュバック」など、、、
ということかと思いましたが、意外に、楽しいエンターテイメント、という感じでしょうか。
まあ、内容はお話ししないほうがよいでしょう。
同席した女性から、私は、背が高く、マイケル富岡のような人、と思われていたようです。
スミマセン。。。
味の手帖 2月号原稿
女性がスープをすするとき、左手で右の髪を支え、両の手を交差させる形でスープを口に運ぶ情景は、何とも女性独自の所作として特に愛おしい。
当の女性は、その形、情景が、男性に与えている何たるかを一つも知らないのだろう。それは道に通ずる型でもあり、最も安上がりな男をおとす光線でもある。(その場合、目線はスープから外さないのも手であり、またスープを口にしたまま上目遣いで向かいに座る標的の目を射るのは言わずもがなの戦術である。同時に笑みか、或いは悲しげな表情を浮かべるかは全体の戦略にかかわってくる)
どうしてその形が、そのような威力を内在しているのだろう。
そんな理由を見出せるはずもないとき、ある一つの引っかかる状況を得た。
夏は夏でじくじくし、冬は乾燥して、私の肘の裏と膝の裏は、年中かゆい。小学生のころから、年によっての大小はあれど、四十年は付き合っているいわゆる適度なアトピー的なる皮膚炎である。
因みに肘の裏の窪みはなんと呼ぶのだろう。膝の裏の窪みもなんと呼ぶのだろう。私にとっては、こめかみやくるぶしよりも、もっと親密に四十年付き合ってきたのに、呼ばれる名前がないことはたった今気が付いた次第だし、少し可哀想な気もするから、ここでは立派にそれを名付けてみる。
「肘裏」と「膝裏」と命名する。「の」がとれただけだが十分な固有名詞となっている。
さて、ある晩、ゆっくりと湯船に浸かっていた私は、気が付けば、両の手で夫々の膝裏を永遠と掻いていた。右手で右膝裏、左手で左膝裏。その膝を抱えるように掻いている姿は、かなり小学生のような、或いは見たこともない類人猿はきっとそうしているであろう、何とも知性が介在できない、口が半開きの状況であることにフト気が付いた。
どうしてだろうと考えた時、やはり右手で右膝裏、左手で左膝裏という行為が、いわゆる右手と右足が一緒にでてしまう極度の緊張による歩行とか、右手と右足が一緒に出てしまうグラビアタレントの始球式と同等の所作であろうということを発見した。
そして私は、更なる偉大な発見をしたのである。
それは、右手は右肘裏を、左手は左肘裏を決して掻けない、という事である!ここではことわざにしておく。
「自らの肘裏は自ら成せず。互いに掻き合いて初めて事を成す。」(自分で自分を掻いているだけでなく、相手を掻いてこそ初めて本来の掻くことを知る、という意)
それは、相手を思いやる気持ち、助け合う行為。
平行にはない、交差がもたらす知的で、愛を内在した所作なのである。
女性が手を交差させてスープをすする形に、知性と愛おしさを感ずる遠因がここに秘めていたことをつきとめて、私は心底身が震えた。
今日の夜は、湯船で手を交差させ、互いの膝裏を掻いてみる。類人猿から現代人への進化を自ら感じながら。。。
2009年02月26日
PLANDMARK
先日、PLANDMARKという勉強会で講演をしました。
講演のときは、皆さん静かでしたが(当たり前ですね)、その後の懇親会では皆さん色々と熱く語ってくれました。
後日、受講者の方々から有り難いメールも種々頂戴しました。
有難うございます。
メールの中で、私の「意志」や「行動力」がスゴイ、とありましたが、確かに、意志によって大きく動いたり、行動にはオマケがついたりとか、あるのですが、でも基本は私は随分と自然体です。
まわりの人や環境が、とてもうまく回ってくれるのです。
仕事は本来、「人が人のために行なうもの」なのに、
どうも仕事自身が肥大化したり一人歩きしたり制約になったりします。
私は仕事自身の目的不明化したシステムのようなものに絡め取られずに、人や周りの環境に自然にゆだねているので、自然に「人が人のために行なう」仕事に近づくような気がします。
経済自身やシステム主導の世界に無理がきて、これから益々人の目線や手触りの時代になると思います。
食のワークショップ
今日も食のワークショップを行なっています。
これは、社内の女性が部門横断的に、自発的に出来上がったもので、しかし全社のブランディングや年間商品開発などにも通ずる、とても大事な内容として全面的に進んでいます。
きき出汁もありますし、
きき塩も。。。
「緑の野菜と岩塩のスープ」に関しての、どうして生まれたかの経緯、特質、作り方、特徴の伝え方などをグループ討議含め進めます。
皆、スープへの愛情がさらに深まります。
2009年02月20日
食のワークショップ
「食のワークショップ」というものを全社員向けに定期的にやっており、大変盛上っております。
この回は、「出汁」について。
9種の「きき出汁」をしているところ。
また、報告致します。
Say LOVE
年末に行なった、Say LOVEのキャンペーンに関して、そのご報告と感謝状を頂きました。
このキャンペーンは募金箱への皆さまの浄財から成っているので、この感謝状はまさに募金して下さった方に対してのものであり、皆さまを代表してお預かりしたものです。
このような活動を通じて、チャリティや募金が日本人として普通の所作となることを願っています。
募金をさせて頂いた先のオイスカさんとも、今後森林や農業などに関連し、我々の身ひとつでできることなどご協力させて頂ければと思っています。