2012年05月
2012年05月27日
ミネストローネ
おかげさまで、1ヶ月で4刷30000部。
有難うございます。
天気がよかったので、「Soup Stock Tokyoのスープの作り方」を見ながら、ミネストローネとマルゲリータスープの合わせ業で。
どっちもトマトの旨みで、動物性ストックを使わないもの。
ミネストローネからは米を30分水に浸す。
マルゲリータスープでは、モッツェレラチーズをバジルオイルで香りをつける、がフレッシュバジルが無いので、バジルペーストに漬ける。
あとはもう適当なもの。
ズッキーニがないのできゅうりで代行。
先般行った神戸三田のアウトレットで買ったルクルーゼのゴムベラが美しく快適。
いわゆる出汁がなく、ダイストマトを酸味を飛ばす過程も飛ばしたかな、、、ちょっとあっさりぎみ。
でも、冷蔵庫のなかのものを適当にいれた、長ネギときゅうりが意外な存在感でよろしかった。
ぶつ切りきゅうりの好演により評価70点なり。
2012年05月10日
お弁当のワークショップ!
このたび、代官山ヒルサイドテラスで
「遠山正道のおいしい教室」〜お弁当のじかん〜
というワークショップを行うことになりました!
6月〜12月に全7回。
お弁当なら私も含めてプロも素人もない、
誰だって当事者になりうる、と考えました。
毎回ゲストに登場願い、予めのテーマに合わせて
ゲストも私も生徒さん30名も皆あらかじめお弁当を作り持参し、
講評しながら皆で食べる、という何ともほのぼのしたワークショップです♪
これは今発売しているBRUTUSでのご紹介。
ゲストの野村友里さんと先ずは1回試しに。
今回ゲストの面々が実に素晴らしいのです♪
テーマと共にご紹介していきましょう。
まずは、
フードディレクター野村友里「色と白」
友里さんはeatripという映画の監督もやった今や超売れっこのフードディレクター。
私が九七年にスープの企画書を書いたときに読んでもらった人。
友里さんが色、私が白を担当。
アートディレクターのキギ「美しい弁当」
キギはPASS THE BATONのデザインをやってもらっている素敵な二人組み。
会社では皆でお昼を作っているというから、成果が楽しみ。
一昨日から銀座gggで個展が始まり、作品集も出版され大忙し。
ミナペルフォネン皆川明「HOUSE」
皆川さんには絶大なファンが大勢います。
皆、体育座りしながらポーっと見ているイメージ♪
スカイツリーのユニフォームは彼によるものです。
ニースの星付きシェフ松嶋啓介「フランス人に食べさせたい弁当」
昨年ニース周辺を案内してもらいましたが、彼が現地のシェフやワイナリー、
ギャラリスト等などにとてもリスペクトされているのがよく分かりました。
弁当でフランス人をギャフンと言わせましょう!
ってきっと鼻息荒く作ってくれるでしょう。
小山薫堂「サプライズ!」
ホテルのプロデュースから映画「おくりびと」での白子の描写など
食に関しても縦横無尽。
サプライズときたが、サプライズの在り方からねじりがありそうで実に楽しみ。
辻留の辻義一「旬の味」
懐石の大御所です。
辻さんは私の父が生前毎日のように一緒に過ごしていたご親友。
この日は包丁を白ワインに持ち替えて、楽しくいければ♪
グラフィックデザイナー佐藤卓「陰と陽」
いやー料理は全然ダメ、と御仁はおっしゃいます。
そこがまた期待が高まります。
料理は勿論クリエイションですが、経験のない料理をどうクリエイションし着地させるか。
静謐な作品が現れるそうですね。
お弁当はとてもプライベートなものだから、何か気恥ずかしさがあります。
お弁当においては素人もプロもない。部長も新人女子も優劣はない。
しかも、分け合ってみると、きっと急に距離が縮まる。
生徒さんは、通し組が20名。1回の出席分が10名。
毎回最後はお弁当つまみにお酒呑みながらの懇親会。
どっかで、皆で河口湖の家などに行って、畑でとった野菜や庭の釜で
ピザを焼くなど、そんな合宿を挟むのも楽しそう♪
参加ご希望の方は<こちら>まで!
いやー、実に楽しみなのであります!
2012年05月04日
直島:交換留職
直島に松尾と人事今村と行ってきました。
高松からフェリーで。
3年前に私が家族で初めて直島へ行ったとき、大変感動して、こんなところで少しの期間でも働けたら幸せだな、と思って、交換留学みたいに3ヶ月間とか一定期間社員を入れ替える「交換留職」なるものをでっちあげ?て、当時のベネッセさん人事部に提案しました。
興味は持って頂けたのだが、現実的な実現に至らず。
でも、その後、星野リゾートさんや博報堂ケトルと実際にやってみて、なかなか面白い制度になってきました。
そんなある時、突然ベネッセさんから連絡がありました。
「3年前の交換留職の件なんですけど、、、」と。
3年前のラブレターに突然返事が来たようで、我々嬉しくなって、先ずはお打ち合わせに直島行きになったわけです。ウキウキ♪
直島到着。
妹島和世氏の船着場が出迎えてくれます。
ここから別世界が始まる。
(鏡が景色を歪ませているのが気になりましたが。。)
直島文化村の(中)堤社長、(右)太田専務、(左)人事高田さんが歓待してくれました。
ベネッセや直島の歴史や文化的背景などのお話をたっぷりと伺い、交換留職に向けて大変積極的な話し合いができましたよ。
そのあと、太田氏が、なんとべったりつきっきりで直島の家プロジェクトから地中美術館、ベネッセハウスまでご案内くださって。
太田氏の名調子!アートはその背景などを聞くとグッと面白さが増します。
ジェームス・タレル。
平日でよかった。
週末やましてGWだと、午前中で一日の整理券が出払ってしまうらしい。
杉本博司氏。
祠から出たところの先の樹木が少し拡がっており、瀬戸内海の地平線が覗きます。
氏の海景シリーズをその場でシンクロさせています。
街はとても清潔でキレイ。
家プロジェクトを廻っていると、こういう普通の家すらアート的に見えてきます。
お馴染み。
船着場に行くと、
なんと先の崖に、杉本氏の海景シリーズが。
杉本氏はイメージと違って?茶目っ気のある楽しい方なので、このようなサービス精神的な展示があるのだと思います。
そして、地中美術館は、やはり圧倒的に素晴らしい。
安藤忠雄の建築に、モネ、ジェーム・スタレル、ウォルター・デ・マリアの3つだけのコミッションワークがあるわけですが、どれも「感動」という器官がドンと動作させられます。
世界の10のリゾートに選ばれたりしていますし、この時もホテルは半分位外国人の方でしたが、わざわざフランスから観に来ても充分に満足することでしょう。
ベネッセハウスの宿泊の部屋も素晴らしい。
安藤建築で泊まれる幸せ。
翌日は豊島へ!
西沢立衛の建築と内藤礼の作品による豊島美術館。
島と自然と建築と作品が、そのまま地続きでつながっている。
こちらも本当に感動しました。
案内の方が豊島美術館は1時間はかかる、と言っていたのがわかります。
ネタばれにならぬよう詳細は避けますが、お客さまは床に座り込んで、永遠の時をかみ締めているようでした。
以前、西沢氏と少し話したことがあったので、無理にでも行こうとおもいましたが、行かずに帰るはありえない。
難しさも、美術の知識もいらない、子供からお年寄りまで、絶対にお薦め!
帰りはIラブ湯へ。
ここはちゃんと入浴する時間を予め取っておくべきだった。。
次回は是非。
全てが素晴らしかったですが、それに加えて直島文化村の堤社長はじめ、みなさまのユーモア溢れ暖かいおもてなしにも感動いたしました。
有難うございます!
直島×スマイルズの交換留職、、、楽しみです!
COMME des GARCONSのシャツ
COMME des GARCONSの3枚のシャツが一緒になっているシャツをクリーニングにだしたら、このように帰ってきました。
無理もないですね。