2015年08月

2015年08月26日

MONOCLE&B

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MONOCLEのWORKING HOLIDAYSとしてポーランド、イタリアと並んで、スマイルズの河口湖の家を取り上げてくださいました。うれしい。

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何だか、数段よく見えますww
でも、先週行った「おいしい教室」もよかったな。
これはまた別途アップするようにします。

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タイラーサンキュー!

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こちらは「B」という雑誌で、一号丸ごと一社をとりあげて、patagonia。

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全く光栄でございます。
辻井さんありがとう。

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2015年08月19日

吉村順三作高樹町の家

写真 1
50年経った吉村順三設計の伯父の家。この度手放すことに。

写真 2
庭が若干手前に受けていると以前聞いたような。。

写真 5
リビング
SCAIの白石さんが、遠山さんの家でソファに座ると向こうの人が遠くて、、と言っていたww

写真 7
子供のころ、この食卓で夕飯をご馳走になったとき、お茶碗に盛られたご飯の量が少なくて、子供ながらに上品とはこういうことだよな、と思っていた。
しかし、棚の夥しい人形の量と下の空間のメリハリがすごい。

向かいに新たに建った家で食事をご馳走になったとき、食事中に伯父一行がすっと立って、ピアノをポロリポロリと弾いて、また食卓に戻って食事を続けた。
そのことを、家族は何も気にとめず、全くの日常としていたことが、素晴らしく素敵に感じた。

中学生くらいの頃だろうか、二つ上の従兄弟の公一がタリララリラと、何かクラシックを何気なく口づさんでいた。
パリ帰りは違うと、埋めようのな隔絶感と憧れを抱いた。

写真 8
扉ひとつが素敵。
階段の手摺が写っていないのが残念。
手描きの当時の青図は本当に細かいものまで詳細が。ノブやサッシュのバネつきのハンドルも特注品。

写真 9
サンルームの空間が、もう日本ではない。

写真 3
96年に私がはじめての個展をやったあと、その時の住人である従兄弟の公一、葉子夫妻が、バス周りの改装時に私にタイルの絵を発注してくれた。
当時、この家の鍵を預かって、一部屋空けて、私はそこに詰めて描いた。
初の個展のときに、大きなタイルの絵を伯父が購入してくれ、それがどれだけ私を勇気付けてくれたことか。

写真 4
このコミッションワーク(そんな言葉は後に知るのだが)も同様に、有難く懐かしい。
私のサラリーマン人生が大きく舵を切ったときであり、そのとき注いでくれたきっと愛情と期待のガソリンである。

伯父遠山一行が昨年末に他界した。
本当に品のよい、ああいう人を真の文化人と呼ぶのだろう。
合掌。

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