2016年01月
2016年01月04日
スマイルズ朝礼 2016年新年の挨拶
2016年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
年末年始Soup Stock Tokyoはじめ現場の皆さんは本当にお疲れさまでした。
ありがとうございます。
今朝、昨年皆さんから頂いたラブレターを見かえしていて、本当に嬉しくて有難く、朝から涙がでそうになりました。
あれは本当にいいですね。
昨年、Soup Stock Tokyoではクリスマスに皆がカードを書いたり、正月にはパートナーさんにお年玉とか、そういうことが起きているというのがよいことです。
実際に受け取ると嬉しいものです。
さて、よく今年の一言とかありますね。
一応考えてみました。それは、
「一人ひとりの存在意義」です。
まあ今年だけに限った話ではないのですが。
そして、今年は何と言っても2月の分社化。
Soup Stock Tokyoがよりコンパクトになり、その分一人ひとりにとって会社やブランドや仕事が身近な存在になるわけです。
色々なアイディアや行動も、一人ひとりがどんどん盛り込んでいって、これからがとても楽しみです。
一方のスマイルズですが、最近「Soup Stock Tokyoが分社化してスマイルズはホールディングスになるんですか?」って聞かれることが多くて、その度にちょっと、ムラッと、感情がモリッとします。
「Soup Stock Tokyoが分社して、スマイルズはただの株主になって、あがっちゃった感じになるんですね」と言われているような気がするわけです。
勿論、聞いてる人には何の悪気もなくて事実を聞いているだけなのですが。
半分あってて、半分あってない。
ホールディングカンパニーであるのは事実ですが、だからといって株を保有しているだけではなく、益々どんどんやっていくからです。
そのムラッという感情は、一般的には闘争心とでもいうのでしょうか。
スポーツの、例えばラグビーのような。
イギリスで生まれたラグビーは、選手は普段は紳士で、しかし試合となると闘争心の塊になる。
One for all, all for oneというやつですね。
チームでタッグを組んで、その上で、一人ひとりが闘争心をもって戦う。
これは、スマイルズだろうがSoup Stock Tokyoだろうが一緒です。
チームを組んで、しかし一人ひとりが戦っていく。
このあいだ、ある講演会のあとの懇親会で、皆さんいやー面白かった、とか大変刺激をうけた、とか言ってくれるのですが、一人三井物産のOBの方が、遠山さんの話には全く違和感がない、まさに商社では当たり前ですよね!って笑っていました。
そう言われて、そういえばそうだなと思いました。
ようするに商社って、元々何も売るものを持っていなくて、一人ひとりが常にビジネスを考えて試行錯誤して、そして成果、実績をあげない事には評価されない。
支店なんかは、北海道やモロッコやヨルダンなど世界中にあって、もう何でも屋で、とにかく何かビジネスを作っていかないと存在を忘れられる。お客さまにも上司にも仕事を通して存在意義を発揮していかないといけない。
給料泥棒とかいわれる。
まさに「一人ひとりの存在意義」です。
そういう意味で言うと、例えばSoup Stock Tokyoなどは、今目の前にやるフィールドがあって、でももっと出来るだろう改善点とか沢山あって、Soup Stock Tokyoのブランドを活かした新たな試みとかもきっと沢山あって「一人ひとりの存在意義」を打ち出しやすい環境にあると思います。
私自身は、昨年に続いて今年もスマイルズがアーティストとして、今年は瀬戸内国際芸術祭に打ってでます。
これはさすがに私も一緒にやらないと言い出しっぺになりにくいと思います。
いやあ企業がアートをやるってことの意味はなかなか説明がつかない。合理的な理由ならない。
広告ならもっと有効な手段はある、金はかかる、利益はない、社会貢献にはなっていない。
あえて言うなら新たな価値を求めることへのチャレンジとでもいうのでしょうか。
これはアート側からも企業側からも或は社内からも、なにやっちゃってる訳?とか言われるリスクがあります。ビジネスみたいにいくら儲けるというような正解もない。
これはとても楽しいけれど、なかなかにシンドイ。前例もない。
チームラボの猪子くんの、「言葉で説明できるものはウンコ」とか、
ホリエモンの、「いまだにアイディアに価値があるなんて思ってんの?行動でしょ」の言葉に勇気をもらっています笑
でも、5年後に、いや昨年そう言っていたから4年後に「いやーあのときスマイルズがアートにぶっこんで行ったあの時から変わったよね。あれがあっての今のスマイルズだよね」と言われているようになりたいと思います。
とにかく、スマイルズやSoup Stock Tokyoという誇りをもって、スマイルズやSoup Stock Tokyoというフィールドやビジネスや舞台を利用して、「一人ひとりの存在意義」或は「一人ひとりの存在価値」をモリモリと発揮して、この一年から更にスタートを切って欲しいと思います。
今年もよろしくお願いいたします!