2018年01月

2018年01月03日

あけましておめでとうございます 2018

 


(反転逆さ空。二条城の堀にて)


あけましておめでとうございます。 

 

「ビジネスが、アートに学ぶこと」

一つは、マーケティングがないこと。 

作家は、何の絵を描くか、お客さまにアンケートをとりません。 何の絵を描くのかが重要で、面白いところ。そこは他人に任せられない。 

本田宗一郎も、私たちにもやりたいことがあります。 

 

一つは、失敗という概念が薄いこと。

枚の絵を描いて、いいねと買って下さる絵もあれば、 一向に売れない絵もある。でも、その絵のことを失敗作とは呼びません。だから、売れなくても心に傷はない。

他人から言われた絵をそのまま描いて、おまけに売れもしない。そんなことがあると、きっと心は蝕まれ、誰かのせいにしたくなる。その良くない循環に足を踏み入れることを失敗と呼ぶのでしょう。

 

「素直、という働き方」 

スープもネクタイもホテルも海苔弁も、我々なりの必然性とやりたい気持ちから生まれました。業務外業務というサービスや交換留職という人事制度もそう。やりたいと思う気持ちから生まれました。スマイルズが人物だとすれば、アートが好きで、島の青空は気持ちよく、恋愛だってするし、気になる場所があったら行ってみたい。 興味あることに興味ある。だから大きな矢印がちゃんと前をむいている。

一方、周りを眺めると、なんだかガンジガラメ。相対化すると、我々が変わっているように見えるけど、我々はいたって素直で健全です。

 

今年も、一人ひとりが自分ごとで、一人ひとりが前にむいた矢印をもって歩みます。 

今年も、これからもよろしくお願いいたします。

 

 

遠山正道と スマイルズの一人ひとり   

(2018年年賀状より)



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