2015年11月07日
優秀社員研修旅行:DARTMOUTH(2)幸せということ
フードフェアの途中で抜けて、川を遊覧したり、、
ちょっと休憩、、
芋〜〜!
こちらは地元の朝から行列の人気店。
真ん中のオーナーのケイトさんは親戚が日本人と結婚して大の日本びいき。
トムさんの味噌醤油にも感動して、一緒に店で何かやろう!とステキなお誘いも♪
素晴らしい砂浜を散策して
トムさんの田舎の港へ
18世紀の家ばかり
何じゃろうww
こちらから鐘を鳴らすと対岸から船がきて、兄妹はそれで学校に通っていたと。
キリタンと
皆もたそがれて
真ん中に見えるピンクのパブにこれから行きます。
子供の頃、親はここで飲んでて、トムさんたちは外で遊んでいたのだと。
もうuplinkの映画の世界です。
そのパブ
最近は子供も入れるようになって、ビールだけでなく、お料理も。
地元のビールとサイダー。
りんごのサイダーはビールよりもアルコールが強い。
いろいろなお話を伺って
すっかり陽がおちて
家に戻ってから、離れからいよいよ母屋へ招かれて。
本当に真っ暗。
相当目を慣らすか、アイフォンのライトをつけるか。
写真はまだライトがある場所。
ついに!
トムさんのお母さま
そして離れも素晴らしかったけれどさすがの母屋!
日本人がみるともはや大邸宅で。
沢山の調度品があるのに、埃がなく清潔なことが分かる。
キッチンでも驚きの連続。。
この日はイタリアン!
さあディナー!
13人だが不吉なので14人分のセットをして。
お母さまがお話しをしてくれます。
この家を30年以上かけて手を入れてきたこと。
最初は2階の床が抜けそうなほどのボロ屋で、でもトイレは3階で、皆慎重に登って。
30年かけて改築し、調度品を少しずつ集めて、羊を飼い、捨てられていたロバを拾って、
毎朝羊の様子を見に行って、子羊は家の中で飼ってみたり、、
今日の料理はイタリアンにしたこと、
そしてみなさんが来てくれてどれだけ嬉しいか、、、
本当に嬉しそうに、とっても楽しそうにずっと語ってくれて、、
お父さんはロンドンのバリバリのテレビマンだったが、定年前にここにこもって、
ギャグばっかり言ってトムさんが訳すの躊躇したり、
とっても陽気なお父さんで、、
そうしたら、
「今度は、あなたの、スマイルズの話しを聞かせておくれ、、」と。
私は、ちょっと長い話しになるけれど、サラリーマンだったこと、
絵の個展がきっかけで今日にまで至っていること、
スープを思いついたが、企画書に書いてあるのは、一言でいうと共感。
スープをもとに共感して集まってくれた仲間と、
皆で一生懸命スープを作って、
お客さまや、世の中に提案して、
そうやって16年経って、今、こうしてスマイルズの仲間と、
そうしてトムさんと出会えて、そうして今日ここでヴィンセントファミリーと出会えることができて、
トムさんは全て分かっているから微妙なニュアンスもちゃんと訳してくれて。
すると今度は、お父さんが自分のことを話してくれた。
バリバリのTVマンの話しではなくて、今この地元で18世紀の古い帆船をつかって、
いろいろな青年の更生を図るボランティアの代表をしていて、
ある青年にかかわる素敵な話しをしてくれた。
私は50年以上生きてきたけど、今まででもっとも印象的で感動的な夜だ、と話しをして。
トムさんたちも、私も、少し涙をぬぐって。
本当に素敵な家族に出会えて、本当のおもてなしを受けて。
この時に、私は思った。
「あなたの話を聞かせておくれ」
と言われて、自分の話ができること。
それが、きっと一生生きてきたことの幸せを知る時なのではないかと。
ヴィンセントファミリーも、都会を離れ、勝った負けたやお金や豪華な話ではなく、
隣の村でできる特別なベリーでつくるジャムの話しや、
遠くから訪ねてくれる息子の友人をもてなすことなど、、
私は、起業をしたり、スマイルズの代表だったり、
自分や仲間や会社の話しをするにはしやすい環境にある。
でも、一人ひとり、年をとっていても、若くても、
特段の何かを成しているとかいないとか、
そうではなくて、
「あなたの話を聞かせておくれ」
と言われたときに、小さな話しでも、いま興味があること、
やっている仕事のこと、大切にしていることなど、
きっと充実しているということ、それが表情にでてしまうこと、
そんな自分なりの話しができれば、それがきっと幸せということなのだと思う。
地球の向こうで、そんな「幸せ」ということを知るとは思っていなかった。
本当にありがとうございました。
トムさん、Thank you so much!!
またね!!
Smiles: at 17:59│clip!