2019年03月16日
東京都立大学等々力高等学校卒業の講演
東京世田谷南ロータリークラブの武藤、安田さんのご紹介で、東京都立大学等々力高等学校の卒業記念講演をさせて頂きました。
私にとっても楽しい体験となりました^ ^
(※この映像ちょっと面白いので是非^ ^)
高校を今から卒業する皆さんへ
きっと卒業をひかえて、ほっとしていることと思います。
だから、先ずはおめでとう。
ご覧の通り、手紙を書いて読んでいます。
きっと照れ臭い内容になりそうだからです。
どうしてかと言うと、皆さんと私はもう40歳も離れていて、お父さんお母さんよりもだいぶ上で、だから、もううまく届くかどうか分からない。
だから、皆さんは、或いはあなたは、あなたなりに聞いてもらえればいいと思います。
今日私がお話ししたいことを一言で言うと
「自分ごと」
ということです。
私からお願いできる立場だとすれば、この言葉だけ覚えて帰ってほしい。
そして、この自分ごとという言葉は、まさに今この瞬間から、自分ごとで、だから覚えても覚えなくてもどちらでもいい、まさに自分ごとで自分でジャッジしてもらえばいいと思います。
さて、私は、今皆さんが猛烈にうらやましいです
今、巷では人生100年時代といわれていて、だから私も100歳まで仕事して105歳くらいで死ぬ予定です。
一般的には、22歳で仕事を始めて、サッカーに例えると今丁度ハーフタイムが終わっていよいよ大事な後半戦に突入するぞ!と意気込んでいるところですが、皆さんは、まだ試合すら始まっていない。
これからどのゲームに参加するかを決めて、自分なりにコッソリ秘密練習などできる。
何なら既存のゲームやルールは置いておいて、自らゲームを作ることもできる。
今から言うことは、私の予想です。
だから鵜呑みにしないでください。
遠山が言ったからとか、私のせいにしないでください。
自分で決めてください。
これからの時代は、どんどんプロジェクト化していくと思います。
大きなプロジェクトも小さなものも全てプロジェクトの積み重ね。
映画やバンドのイメージです。
誰かが、こんな映画を作りたいと言いだす。
そうすると、監督を探して、プロデューサーや女優は誰、カメラは誰、ヘアメイクは、衣装は、とチームを組んでいく。
映画ができたら解散。
映画が売れて、いいチームだったらまたお声がかかるかもしれない。
もう、監督や女優やヘアメイクを常時雇用してくれるオメデタイ組織なんてのはなくなってその都度プロジェクトを組成していく。
学校だってそうかもしれない。
公立や私立の学校という建物だけあって、3年か6年おきに解散して都度その頃の情勢や学校の興味によって新しい先生に声をかけていく。
もしそのような時代になったら、人は概ね次の3種類に分けられていくと思います。
一)仕掛ける人
二) 声がかかる人
三)そのどちらでもない人
私は、本日は大変有難いことに、卒業式プロジェクトの一人のメンバーとして声をかけて頂いて、今こうしてお話ししています。
残念ながら「卒業式の時に話しするかもしれない人」だけでは年間で雇ってはくれません。
声がかかる人とは、プロのような技術や実績、あるいは魅力がある人です。
映画で言えば女優さんやカメラマン。
仕掛ける人とは、アイディアがあったり、行動に移したり周りを巻き込んで着地させる人。
映画で言えば、監督やプロデユーサーのような人。
そのどちらでもない人は、映画で言えば、あえていえば観客かもしれない。
観客が無能だとか、いらない人と言っているのでは勿論ありません。
でも、ただお金払って観ているだけでは、いつかはお金は無くなるし、そのままでは一生女優にも監督にもなれません。
ずっと読んでいるのも疲れるので、ここからはちょっと箇条書きにします。
・皆さんには、ただの観客だけの人には、できればなってほしくない。
・声がかかる人になってほしいし、しかしそれだけやっていると、声をかける側を知らぬままになってしまう。だから小さくてもいいから仕掛ける側を試してほしい。
私の話を少ししたいと思います。
・33才の時に初めて絵の個展をやった。
・そこで得たのは、初めての意思表示と自己責任、仲間、そしてSoup Stock Tokyo
・行動には神さまがおまけをつけてくれる
仕掛けるのにやっておいたほうがいいこと
・英語とITと、たとえばアート
・50のやりたいこと
「未来のためのやりたい時限爆弾」
まだ今はない90%に価値は無数にある
・見えないものをみようとする。点を打ってみる。
もしも私が皆さんに戻れるなら
・天邪鬼な旅人になりたい
・自分だけの価値に気づける人になってほしい
・最初に言った自分ごと
これで挨拶は終わりです
・ちょっと提案だが、拍手を10回。イマイチなら5回とか、良ければ20回とか
そして自分の拍手、自分の意志を自分に刻んで欲しい。
とにかく私は皆さんが猛烈にうらやましいです!
ありがとうございました!